hiroko utsumi's diary blog about small tiny lovely things...

時を越えて愛せるもの


物心がつく前の幼い頃から
手を動かしてものを作ることが無性に好きだった

ものづくりに没頭している
あの、静かな時間にのみ存在する
心の中の空気が
もしかしたら好きなのかもしれない

お気に入りのリネンで作る
お洋服やバッグ達
籐で編む籐籠
木のパズルや小箱
ガラスの置物や
革小物たちの数々
最近、増えつつある陶器の器たち

今、手元になくても
作ってきたものは
一つ一つ思い出すことが出来るし
作ってきたものを眺めていると
そのときの情景や感情が一気によみがえる

作るというそのものの作業自体も楽しいけれど
作っている間に夢を膨らませて
物静かにわくわくしている時間は、この上ない

こんな風にして、丁寧に、ココロを込めて作ったものは
時を越えてずっと愛しく感じられる
眺めていても、使っていても
ただ触れているだけで、満たされる

            ******

週末は、小学校の同窓会があった
みんな、大人になったけれど
小学生の頃から何にも変わっていない

こんな風に、何年たっても
変わらずに、関係をみんなで大切にして
慈しむことが出来るということは
本当に、愛しいことだと思う

一つ一つの想い出は
普段、心の奥底に大切にしまわれているものだけれど
温かく積み重ねてきた感情は
一人一人の笑顔を見ているだけであふれ出してくるし
みんなで想い出の小箱を引き出しあうだけで
何十年も前の感情に引き戻される

新しい時に向かって前へ、前へ進むことも楽しいけれど
時々、こんな風にして
一人では戻りきることのできない“あの頃”に
“あの頃”に戻ることの出来る掛買いのない仲間と
“あの頃”を分かち合えるということは
矢張り、この上なく、有り難いことだと思う

            ******

全てに通ずることは
丁寧に、ココロを込めて関わりあえるものと
わくわくしながら、この瞬間を真面目に向き合うことが
どれだけ、何気ない日々や
人生の豊かさをつくりだしてくれているかということ

時を越えてずっと愛しく感じられる
そんな、掛買いのないものを
そんな、掛買いのない関係を
ずっと、ずっと大切にしていきたい
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