日々の暮らしには小さな幸せがいっぱい


高校の頃
和菓子が食べられて
お茶が飲めて
学校の中にある茶室を
学校の中の自室のように
和みの部室にできて
元々、“道”がつくことが好きという理由で
茶道&華道部に所属してみた

所属人数4人

以外や以外
お茶の世界が思った以上に楽しくて

先生の徳のあるお話から知る
掛け軸やお花、器などのお茶道具
作法や立ち振る舞い
茶室、一杯の茶から拡がる小宇宙に
根底に流れる日本の精神美が
キラキラとうつり
毎週、楽しく茶道していた

あれから、だいぶ経ってしまったけれど
時々、お手前などは関係なく
楽しみで抹茶を立てたり、器を愛でに美術館に足を運んだり
自分なりに茶道を通して頂いた
インスピレーションの世界をを楽しんできたきがする

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週末は、ご縁あって
表千家のお茶会にお招きいただいた

初めての表千家
久しぶりのお茶会で
うる覚えの作法で
さすがに戸惑うことも沢山あったけれど

コポコポと音を立てるお湯の音
シャッシャという袱紗を捌く音
朝のシンとした空気に拡がる湯気の白

こういう、些細なことを
御馳走だなと思う感覚は
10代の頃に楽しんだ茶道を通して
先生から頂いた感性

あぁ、やっぱりこういうの好きだな~と
そんな週末のひと時を過ごさせていただいた

ご縁をいただいて感謝

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お引越しをしてからそろそろ3週間
だいぶ落ち着いて、外を楽しむ余裕も出てきた

今、生活の一つ一つが楽しい

朝日に揺れる洗濯物
お気に入りの道具で作り
お気に入りの器で頂くご飯
お部屋の前にある小さな日本庭園の借景
大好きな香りのバスソルトで
ジワーッと汗をかきながらの半身浴
お部屋を小奇麗に保ちながら暮らす感覚

目覚めるたびに
あぁこの家に住めて嬉しいなと思う

沢山の人たちとわいわい暮らすのも楽しい
ひとりで、こんな風に静かに暮らすのも楽しい

小さなことばかりで
何も特別なことは無いけれど
日々の生活を丁寧に住まうこと
ただ、それだけのことが何よりも楽しい