去年や一昨年…と同じく、
まだ暗い早朝から義実家の家族とみんなで
「寒い、寒い」と言いながら川崎大師に初詣に出かけ、
お祭りのように賑わう参道散策も楽しみ新年のスタートを切るという、
この家の習慣でのお正月にもすっかり慣れた気がします。
のんびりと年末年始を過ごす実家とのギャップに、
はじめは驚くことばかり。
結婚とは、
相手の生活習慣や文化を共に共有し生活の一部とすることなんだと、
目を白黒させたお正月からだいぶ月日がたったと、
ご本殿からご来光を拝みつつ
しみじみしてしまいました。
初詣後、曾お祖母ちゃんの到着を待ち、
四世代一緒におせち合宿でつくったおせちのお重を囲み、
新年をお祝いしました。
去年はほとんど喋ることのできなかった息子くんだけれど、
曾お祖母ちゃんの記憶はしっかり残っていたようで、
曾お祖母ちゃんが到着するなり、
いっぱい話しかけて甘えん坊さんなお顔。
自分も、そのうち曾孫とこのような時間を過ごせたらいいな〜と、
遠い未来を夢見つつ、
曾お祖母ちゃんの元気さに惚れ惚れ。
曾お祖母ちゃんは今年で米寿。
ヨーロッパなど、
海外にキャンバスを背負い、
一人で絵を描きに行ってしまうくらい、
本当に元気。
油絵は、自分の背丈以上の大作にも取り組み、
書家としても作品制作をしたり、依頼されたり。
フラダンスや社交ダンス・・・水泳を楽しんだり。
そして、今日は「空手をはじめたのよ〜」と嬉しそうに、
突き技を披露してくれました。
年齡を重ねても、今と変わらず・・・むしろもっとアクティブに、
何でもできるんだなと、会うたびに
女性としてのロールモデルだわと感じ、
生きる希望と勇気をいただきます。
そして、今年の秋には米寿の記念に油絵の個展を企画しているそう。
楽しみすぎる。
あのように年齢を重ねられたらどんなに素晴らしいだろう。
惚れ惚れするくらい美しく、アクティブで心が自由で穏やか。
そんな人が身近にいることに感謝しつつ、
新しい一年も、
おせちの重箱のように、
めでたさを重ねられる一年になったらいいなと願う元旦です。