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曾祖母ちゃんを送る(生後290日目)

新米ママのお父さんのお母さん。
息子くんの曾祖母ちゃんが91歳の大往生で天に召されました。
ということで、葬儀に参列するために家族で広島に行きました。

大正9年に生まれた祖母。
めまぐるしく変わる時代の荒波の中、
田舎の山奥で、ひっそりと丁寧に暮らしながら、
生涯を閉じました。

若い頃に、台湾銀行に務めていたこと。
そして、戦争がはじまって、子どもを抱えて、
命からがら日本に帰ってきたこと。
生前に語っていた祖母。
そんな激動の時代を生きたことなんて、全く感じさせず、
私にとっては、ただただ優しいおばあちゃんで、
“そんな時代があったんだな~”と遠い話のように聞いたことを覚えています。

手作りのものを身に纏うことの喜び。
手作りのものを食したりすることの温かみ。
これを教えてくれたのは祖母で、
小さな頃に、私がお絵かきでデザインしたお洋服の絵を送ったら、
そのままのお洋服が、おばあちゃん作で送られてきたのが本当に嬉しかった。
毎年、時季時季の収穫物や、手作りの保存食などが送られてくるのは、
幸せなことでした。

歌を歌うことがすきで、
本当にいい声をしていました。
歌手の二葉あき子さんに歌を習ったとのことで、
歌声を褒められたことを誇りにしていて嬉しそうだったことを覚えています。

アララギ派の現代日本歌人である中村憲吉さんの親戚でもあるとのことです。
私が、文章を書いたりするのが好きなのもそういう血が少し入っているのかな。
息子くんも、文章を書いたりするようになるかもしれません。

絵も上手で、チラシの裏に描いたおじいちゃんの肖像画は、
本当に、いい絵だなと子どもながらに思ったりしていました。

もっと、もっと、本当は色々なことを聞きたかったり、
教えてもらいたかったり、一緒の時間を過ごしたかったなと思います。

91年の人生。
本当にお疲れ様でした。

葬儀には親戚が大集合していました。
おばあちゃんがいなければ、集まっている親戚のほとんどが存在していないと思うと、
なんだか、感慨深いものがありました。
もちろん、おばあちゃんがいなければ私も存在しないし、
息子くんも存在しない。

大切な命を、このようにして脈々と紡いでいくんだな。

おばあちゃん、ありがとう。
息子くんが生まれたよ!


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