東欧 チェコスロバキア の民藝に胸躍る


イタリア、フランス、スウェーデン、ノルウェー
欧州の国々を、数年間にかけて数えるほどだけど巡ってみて
最近、なんとなく気になって近々行ってみたいのが東欧諸国

私が生きている間に起こった歴史的大事件の末に
共産主義国としての長い歴史を閉じたばかりのこの東欧諸国には
昔ながらの街並みが、
そのほかの欧州よりも、もっと、もっと、残っている…と

そして、今まで守られてきた街並みが
今、大きく変化するかしないかの過渡期だと
世界遺産系の番組で見て

“日常生活の中にある遺産”を感じられる
最後のタイミングかもしれない
今の、東欧の姿を感じに行きたいと
時々、思いを馳せる

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仲良くしていただいている
デザイナーさんが、骨董の資格を取って
azamiという骨董屋さんをはじめた

時々、どんなの入っているかな~と
チェックさせていただいていたのだけれど
“チェコ”と“スロバキア”が分かれる前の
“チェコスロバキア”でつくられたお皿を見つけてしまって
東欧への想いが、キャッ♪ と胸躍る

茶色のラフな縁取りが
なんとも、かわいらしい東欧アンティーク
嬉しすぎて、早速注文

どんな歴史の中をくぐって
私の手に届いたのかな…
そんなことを想うだけでもとても楽しいお皿

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新しいアイデアのあるモノタチも好きだけど
こんな風に、もう新しく作られないモノタチを
大切に使うことも大好き

そんな、“もう、作ることができないもの”を
少しずつだけど、集めていけたらいいな~

まだ、憧れすぎて手元に置けない
私の特A級の憧れ選手は、Stig Lindbergさん

彼の創った陶器やテキスタイルには
北欧の自然美や空気や愛がギュッと詰まっていて
温かくて、大好き…

ウェーデン滞在中に
国立ストックホルム美術館でちょうど開催していた
Stig Lindberg展に2度も通い
今は、その時手に入れたStig Lindbergの作品集を
夜な夜な大切に眺めるだけで
今は、シアワセ…

そのうち、Lindbergのものも
東欧のものと同じように一つ一つ大切に
日常使いの器として揃えられたらいいな

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このように、東欧の名もないものを手にして
改めて素敵だなと思うのは、柳宗悦の言う、
民藝品の中の「健康な美」や「平常の美」という美意識

また、民藝館に行きたい
今年は、旧白洲邸の武相荘にも行きたいな~